今回の取材はGMPの社長 熊本誠太社長
竹内)では熊本社長いきなりですが、簡単に自己紹介をお願いします。
熊本)
万能調理平鍋の PETARI や陶磁器D2Cブランド J.MEZON を展開し、銀峯陶器という窯元の後継者(4代目)です。そこで自分は萬古焼という特性を活かして、ものづくりから販売まで一貫して行っています。ここ2年くらいプロダクトを作り込んできて、あれよあれよとブランドたちをローンチしたわけですが、おかげさまで少しずつ広がり始めています。モノを買う瞬間は、そこに込められた想いや背景を知るきっかけになるものです。ですからそのチャンスを逃すまいと、今になってスタバでコーヒーをすすりながらキーボードを叩いているわけです。これから綴っていく記事はモノに込めている想いだけではなく、陶磁器業界についても触れていこうと思っています。伝統工芸である萬古焼を発信させて頂いている身から、今後のあり方を考えるきっかけになれれば幸いです。
竹内)
会社のあとを継ごうとしたきっかけはなんですか?
熊本)
こればっかりは、ズバリの答えがありません。笑
「海外と繋がる仕事が楽しいから!」
「ブランドを立ち上げたいから!」
「土鍋でシェアNo.1みたいなもんなんだから安定してると思ったから!」
…まぁたしかにどれも一理ありますが、いずれもはっきりとした答えではありませんでした。
だからこそ悩むんです。100%自分で決めたことではないという小さなわだかまりが、ずっと仕事への熱量を削ぐ原因でもありました。
また予想以上の業界の落ち込みにショックを受けました。なぜ自分に跡継ぎをさせようと思ったのか理解ができないくらいに、お先が真っ暗でした。
竹内)
今回、グローカルプロデューサーと対談してみて何か変わった事はありますか
熊本)
戦略の組み立て方のイメージが変わりました。
メーカーとしてこれまで商品作りをしてきた中で、市場調査等の意識はしていましたが、
ターゲットを明確に絞り込む考え方や、そこに対しての1歩などいろんなことに気づかされました。
竹内)
考え方が変われば、いろいろな行動も変わってくるかと思います。
これからはどんなことに取り組んでいきたいと考えていますか?
熊本)
まず今回のプログラムでグローカルプロデューサーと話した内容について進めていくわけですが、ターゲットの明確化をより解像度を上げていきたいと考えています。
1その中で教えていただいたキャンペーン等の実践をしていければと思っています。今回のご紹介いただいたプロデューサーとも引き続き打ち合わせをしていきながらプロジェクトを進めていく考えています。
竹内)
では最後にお聞きしたいことが1つあります。
このプログラムに関してどのような方に紹介していきたいと思いますか?
熊本)
三重県内で悩みを打ち明けられない若手経営者は多くいると思います。
打ち明けられないというか悩みが具体的にわかっていないと言うのが正しいと思います。
悩みを明確になることで実行することがわかりやすくなるので、実績のある方とつながりを持ち、企業の発展につなげていけるのは誰もが待っていると思います。
その中で変わりたいと思っている経営者、チャレンジしていきたいと思っている経営者を中心に紹介していきたいと思います。
竹内)
今回はプログラムのご参加ありがとうございました。
引き続きプロデューサーとのご縁もあると思いますが、会社の発展に向けて頑張ってください。