会の活動内容~この会が目指したい姿


この会が目指す姿

この会は、その名の通り「三重県にある企業様を元気にする」ために生まれました。企業を元気にするとは、まずそこで働く人々を元気にすることから始めたいと思っています。

一般的に、地域の活性化には税金の投入やボランティアによる協力を前提として成り立っている現実も多いように思います。

会の設立背景には、「道徳なき経済は悪行だが、経済なき道徳は寝言だ」という二宮金次郎の言葉があります。すなわち、儲からないから、ビジネスとして成立しにくいから税金や行政のサポートを、という考えを極力なくしていきたいと考えております。理由は、誰かの犠牲の上に成り立つサービスや活性化は、結局、長続きしないからです。

私は、経営コンサルタントとして企業経営者として多くの企業や事業、行政サービスにおける改革に携わってきましたが、結局のところ、経済的に自立できない限り、これからの時代には生き残ることはできない、ことを学びました。よって、道徳と経済、など一見すると相反するものを、私たち人間の知恵と工夫、そして同志のチームワークに活かしながら、同時実現するという志が私たちの活動の本質にあります。

私たちのこのような考え方の手本には、二宮以外に渋沢栄一が挙げられます。彼も、二宮に影響受けた経済人の一人ですが、現に、彼の代表的著書「論語と算盤」にあるように、道徳と経済、精神と物質、経営と従業員、企業と地域、など相反する可能性のあるものをのを常に合一して新たな価値を踏み出すことの大切さを説いています。私たちは私たちの活動を通じてこのような考え方を基本に活動していきたいと思っています。

以下、私たちが現在考えている活動を2つご紹介したと思います。

1つ目は二宮金次郎の映画の上映を地元三重で行う

2つ目は人財採用における地産地消。地元企業による地元企業のための地元人材を採用するためのお手伝いを行うことです。

この2つから始めていきたいと思っています。

1つ目は、この会の設立のきっかけになった二宮金次郎の生涯を映画を通じて広く地域の皆さんにお伝えしたいというものです。この映画は、映画配給会社による配給方式をとっておらず、地域の有志による「手上げ方式」での配給スタイルです。まさに、映画の上映を通じて、地元がつながることができますので、今回の主旨には打ってつけのビジネススタイルかと思います。

また、私は、この映画を観て後、二宮金次郎の評伝・書物を輪読し、彼の生き方考え方あり方に深く共鳴をいたしました。二宮は、地域経済の復興・発展こそが世の中の安定と未来を創ることの礎と考えました。その考え方を、会の設立主旨と併せて、この地元の三重の企業さま、地元にお住まいの皆さま、そしてこれから地元を担う若き学生の皆さんにご覧いただき、私たちの会の主旨のみならず二宮の考え方を基本として地域活性化にご協力を賜りたく、映画の上映会を自分たちで企画し上映いたします。ぜひ、ご期待くださいませ。

2つ目は、採用難人材難に悩んでおられる地元企業さまに対して、地元の学生さんを採用するための支援を行います。また、地元の学生さんに対しても、知られざる地元企業さまの魅力をご紹介し、人財の地産地消、地元で生まれ地元で働く、流れをつくっていくための事業とサービスを実施します。

具体的には、来年2月を目途に、「こんな会社で働きたい~三重県版」という採用向け書籍を、クロスメディアパブリッシングと協力して、当会主宰で発行します。

この書籍は、地元の隠れた優れた企業さまを紹介させていただき、地元の大学生や高校生の皆さんのこれからの就職を考える際の参考にしていただき、もし、ご縁があれば、ぜひとも地元企業に就職して欲しいと考えております。

本企画は、ウエブサイトとも連動し人財採用にお困りの地元企業さまの採用広報を支援します。

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