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エピソード1~二宮金次郎との出会い

二宮金次郎をご存知でしょうか?

年配の方は、小学校の校庭にある銅像を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

二宮金次郎は、今から200年前の日本に生まれました。彼は、その生涯を農村の改革と復興に捧げます。生涯を通じ、直接間接合わせて600以上もの農村を復興し、その功績は後の世に大きな影響を与えます。彼の功績を偲んで神社として祭り上げられたり、彼の「報徳思想」は、学校や地方の信用金庫などに受け継がれています。二宮を信望した経済人も多く、現代資本主義の父と言われる渋沢栄一、私たちの地元三重が生んだ産業人御木本幸吉、パナソニックの創業者松下幸之助など数多くの著名人が挙げられます。

彼の農村改革の特徴は、まさに道徳と経済の融合にあります。例えば、新田開発を心田開発と称し、新たな田畑の開拓や生産性を上げるためには、その主役たる農民の心の改革が第一と考えたことがそのひとつです。他にも二宮は、当時では先進的な試みを改革に取り入れ、実に合理的でありながら、人心の本質に触れる試みを拡大していきます。現代にも十分通じる考え方を、200年以上前の日本で行い大きな成果を挙げた二宮金次郎。私は、彼との出会いによって、彼の姿勢・考え方にきく動かされたのです。

現在、私は、経営コンサルタントとして企業さまの人財育成や組織変革のご支援をしております。二宮の時代を現代に置き換えると、彼が改革に取り組んだ農村社会は、現代においてはまさに企業社会です。二宮の取組を知れば知るほど、私自身の仕事を二宮に重ね合わせざるを得ませんでした。

二宮の時代、社会を支えていたのは武士ではなく農民です。封建制度・幕藩体制を支えていたのは、まぎれもなく農村経済でした。翻って、現代社会においては、企業社会が政治経済地域を支えています。企業活動の成長と活性化が地域社会や地元経済の発展につながります。

それでは、企業の活性化には何が必要なのでしょうか?株主や経営者の改革でしょうか。むろん、その側面はありますが、二宮になぞらえれば、農村は農民自らの改革によって地域を活性化していきます。彼の農村改革は、農民改革でもありました。働くことにやりがいと誇りを持つこと。村の仲間と協力して困難を乗り越えること。喜びを皆で分かち合うこと。でした。私は、この考え方が現代の企業においても、現代の企業社会だからこそ、十分当てはまると確信しました。企業で働く一人ひとりが、やりがいや働きがいを持つこと。それが改革や成長の第一歩ではないかと。

私は、二宮の人生に触れた瞬間、二宮の仕事と自分の仕事を重ね合わせたばかりか、少しでも彼に近づくことができなだろうか、と思いました。そして、その想いを実現するために「三重の企業を元気にする会」を立ち上げることを決めました。企業で働く人を元気にすることで企業を元気に。企業が元気になることで、地域社会が活性化する。地域の経済を発展させる。今から200年前、幕末の非常に困難な時代に、二宮が農村を舞台に時代を切り拓いた事実を、IT化や少子高齢化など急速な環境変化に直面する現代の地域社会で実現する。それが、彼との出会いを機に決めたことでした。

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